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2009年7月13日 (月)

75周年のコンチネンタルとLCC

今年、創立75周年を迎えたコンチネンタル航空。アメリカ国内の郵便事業からスタートして75年、今では1日約3000便を運航する航空会社へと成長しています。

コンチネンタル航空といえば、今をときめく格安エアライン(ローコスト・キャリア=LCC)とかつて裁判で争ったことがあります。

LCCは今、その運賃の安さで欧米でもアジアでも急激に市場シェアを拡大していますが、そのLCCビジネスの世界を切り開いたのがアメリカのサウスウエスト航空です。サウスウエスト航空は1967年、ヒューストン-サンアントニオ間の運航開始をテキサス州運航委員会に申請しました。ところが、ライバル関係にあったコンチネンタル航空を含む既存の大手3社が「同区間の航空需要は十分に満たされている」として、運航差止訴訟を起こしたのです。その後、サウスウエスト航空は10年以上にわたって裁判を続け、ようやく運航の権利を勝ち取ります。

サウスウエスト航空は、裁判に明け暮れるなど創業期に苦労したことで新興航空会社に必要なノウハウを学んでいったといわれています。この頃、アメリカで航空自由化が始まり周囲の環境に後押しされた面もありますが、障害をプラスに変えたこのストーリーは、世界の企業家たちから注目を集めました。信じた道を真っ直ぐに進み、LCCの未来を切り開いたサウスウエスト航空の姿勢には、希望を見ます。LCCには、大手のそれのように政府や経済界のバックアップも少なく、非常に厳しい経営が求められます。コンチネンタル航空を含む大手航空会社は、図らずもサウスウエスト航空にLCC事業の厳しさを教え、その後のLCCの発展に寄与したのかもしれません。

一方で、コンチネンタル航空は80年代に入り、経営が悪化します。しかし、ここにもサクセスストーリーが生まれ、航空業界でも稀に見る業績の回復を見せてコンチネンタル航空は復活を果たしました。アメリカの航空市場は、なんともダイナミックです。

コンチネンタル航空は、日本ではコンチネンタル・ミクロネシア航空として、グアムやミクロネシアへの旅行で主に使われていましたが、98年に成田-ニューヨーク便を、99年に成田-ヒューストン便を開設してからはアメリカ国内やカナダ、中南米への渡航に使えるようになりました。そして、今年10月には世界最多の航空会社が加盟する「スターアライアンス」に入ります。

全日空に乗ると機内で「スターアライアンス・メンバー~」というアナウンスが流れますが、「スターアライアンス」は世界に3つあるアライアンス(航空会社提携)のうちの1つで、加盟社数で他に約2倍の差をつけるなど、最も成功しているアライアンスといわれています。コンチネンタル航空は、その「スターアライアンス」に現在加盟している「スカイチーム」を脱退して加入するわけです。

同じアライアンスの航空会社なら、マイレージや空港ラウンジの相互利用ができますので、コンチネンタル航空のマイレージ「ワンパス」やANA、ユナイテッド航空、シンガポール航空などのマイレージホルダーには有利な情報ですね。

(↓コンチネンタル航空は夏に羽田空港からグアムにチャーター便を運航)

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