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旅に役立つ本

  • 緒方信一郎: もっと賢く・お得に・快適に 空の旅を楽しむ100の方法(ダイヤモンド社)

2009年11月 6日 (金)

「沈まぬ太陽」より「20世紀少年」

映画「沈まぬ太陽」が公開されました。

日本を代表する航空会社の内幕を描いたとされる大作ですから、航空・旅行の記者という職業柄もあり、「見なくては」の使命感で、ある夜、映画館に向かいました。

と、同じ劇場で「20世紀少年」の最終章が上映されているではありませんか。

とたんに、Tレックスのギターのリフが頭に浮かび、“ともだち”の正体は誰だ? の疑問が湧いてきて、気が付けば「20世紀少年」のチケットを買っていました(笑)。

「沈まぬ太陽」が3時間を超える超大作で、その間ずっと主人公の険しい顔を観ているのが、仕事で疲れた頭には辛い、というのも正直なところでした。。。

原作「沈まぬ太陽」は、1999年に刊行されました。日本航空の内情を描いていると言われたのと、作品自体の出来も相まってベストセラーになり、発売後しばらくして5巻を一気に読破したのを思い出します。

当時は、リアリティがありました。ニューヨークの買収したホテルのことだとか、御巣鷹山での墜落事故の関係者のことなどが詳細に書かれていましたから。もちろん小説ですから、どこまで本当なのかは分かりません。日本航空側は「事実無根」とのコメントを出しているようです。

ただ、小説のことを評論する立場ではありませんが、この小説で書かれている関係者の人心のあり方が現実に近いのであれば、小説としては大成功だと言えるのではないでしょうか。

しかし、あれから10年。日本航空もずいぶん様変わりしました。今や国の管理下に置かれて経営再建中。日本の空の盟主の座は、全日空に取って代わられようとしています。人心のあり方も大きく変わるかもしれませんし、すでに変っているかも知れません。となれば、小説で書かれている内容は古くなっていきます。

熾烈な競争に明け暮れる航空業界では、社員や組合が自己主張ばかりしていたのでは、他社に勝つのは到底無理です。

航空業界だけでなく、社会全体が物凄いスピードで進んでいて、昨日の価値観では今日の物事は語れない。そこまで極端でなくても、それに近いほどの変化を感じます。

「20世紀少年」で描かれる大阪万博の頃の光景は、長閑です。原っぱに僕たちだけの秘密基地を作り、駄菓子屋の研ナ●コ、いや、おばあちゃんは居眠りをしていて。駄菓子屋は今ではコンビニに取って代わられましたが、コンビニの店員さんはなかなか居眠りはさせてもらえないでしょうから。

あ、「沈まぬ太陽」を観なくては。。。

2009年9月25日 (金)

JALは運休し、外資が飛ぶ

先週、TBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」のニュースランキングで、「日米の航空自由化」が第9位にランクインしました。

http://www.tbs.co.jp/radio/dc/

そのニュースのコメントを頼まれた時のことです。

司会者から、航空自由化が合意されるとどうなるか? という主旨の質問があったので、

私は、「日本の空に海外の航空会社が飛びますよ」と答えました。

すると、コメンテーターが「今でも飛んでいますよね?」と突っ込みを入れてきました。

私は国内線の話をしていたのですが、彼は国際線の話だと思ったようです。

そんな当たり前のことを話すわけがないだろう、と、私は思いましたが、考えてみれば無理もありません。日本国内に海外の航空会社が就航しているイメージが浮かばなかったのでしょう。

私も、丁寧に「国内線のことですよ」と説明すべきでした。

しかし、イタリアをドイツの航空会社が、イギリスをアイルランドの航空会社が、タイをマレーシアの航空航空会社が、と、海外では自分の国の空を他の国の航空会社が飛ぶのは半ば当たり前になっている。

そして、ここのところの日本は物事が急激に動いています。今日、国土交通省が、国内線で外資系の航空会社が運航する自由(カボタージュ)を認める方向で検討しているとのニュースが流れていました。

その主な理由は、JALが経営不振で多数の路線を運休するためです。

空港は便数が減ると収益が落ちてしまいます。関西空港のように便数が激減している空港にとってはまさに死活問題ですから、外資系を就航させて空港の収益を確保しようというわけです。もちろん利用者から見ても便数が多い方が利用しやすいのは言うまでもありません。

民主党はマニュフェストに「航空自由化」を掲げていましたが、私は、ラジオで話したものの、民主党が政権を取っても、日本は改革の遅い国だから本格的な航空自由化にはもっと時間がかかるだろうと考えていました。しかし、JALの経営不振がその実現を早めそうです。

JALは高コスト体質が問題ですが、海外には低コスト体質の航空会社が数多あります。ヨーロッパでは、日本で言えば、東京-福岡くらいの距離が片道3000円といった激安運賃も普通です。

そういえば、高速道路無料化の話題が盛んですが、先進国と言われる国でこんなに高い高速料金を払わされている国民は珍しいです。海外取材でロケ車を使うときにも高速道路は速いし、経費がかからず助かっています。全面無料化とは言いませんが、料金は大幅に下げてほしいですね。

飛行機と車の移動費用が下がれば、鉄道にももっと安い割引料金が出てくるかもしれません。そうなれば、利用する交通機関が分散されて、高速道路の大渋滞やCO2排出量増大といった問題もずいぶんと解決されるのではないでしょうか。

収入が減る方向に行っている時代、交通インフラを安くして旅行しやすくしてほしいものです。

2009年8月12日 (水)

新幹線に切り替えるぞ!

福岡空港から羽田空港に着いて、とてつもない渋滞に巻き込まれ、羽田から新宿西口まで100分!通常の2倍も時間がかかった。

今回、国内線を帰省のために利用してみて、改めて考えたのは、「国内線の価値はどれくらいのものなんだろうか?」ということだ。

2000年に屈著「ズバリ!安くて速いのはどれ? 国内格安 VS 割引航空券 VS 新幹線 VS バスetc.」を書いた頃は、確かに飛行機に勢いがあった。スカイマークやエアドゥが大手の半額運賃を出したことで競争が激化し、安い航空運賃が続々と発売された。東京から西へ行く場合、広島や岡山くらいから先は「飛行機が便利でお得」と断言できた。しかし、最近は「のぞみ」の増発や所要時間の短縮で、広島や岡山、あるいはその先でも新幹線を使いたくなる。

新幹線の整備も進む。西日本でいえば、九州新幹線(博多~西鹿児島ルート)が再来年春には全面開通する。現在は中間点に当たる新八代駅で新幹線と在来特急を乗り継がなくてはいけないが、全面開通で、全区間の所要時間が3時間弱から80分に短縮される。また、すでに新大阪-西鹿児島間の直通新幹線の運行が発表されている。東京からでも、新大阪で一度乗り継げば西鹿児島まで新幹線で行ける。

空港は、その多くが市中から遠い位置にあるが、新幹線の駅はもっと近くにある。私の場合、新幹線駅から実家までタクシーで2メーターほどだ。地元の駅から30分で東京駅発の新幹線に乗れて、新大阪で一度乗り継げば、一気に九州新幹線の実家近くの駅まで直行できる。九州新幹線が開通したら、利用してみるつもりだ。

日本の空港および航空業界は、すべてが後手後手に回ってきた。

ここ数年、世界では新興航空会社が続々と誕生し、激安運賃で乗れるようになっているが、逆に日本ではJASがなくなるなどして大手の寡占化が進み、運賃は上がり気味だ。せっかく新しく就航した新興航空会社も、大手の資金力や政治力によって骨抜きにされてきた。大手にとって、目の前の敵=新興航空会社には勝ったかもしれないが、利用者に飛行機そのものの魅力を感じてもらう戦略は、失敗していると思う。国内線で利益を上げて国際線を飛ばし続けるというのは、大手航空会社のひとつのビジネスモデルではあるが、不景気の影響や整備新幹線との競争により、そのビジネスモデルが通用しなくなってきている。

整備新幹線には賛否両論あるだろうが、「わけのわからない道路に予算を使うよりは、汎用性の高い新幹線の整備に予算を回すべきだ」という意見には説得力がある。

一方の国内航空は、渋滞や乗り継ぎの不便さはあっても利用したいと思わせる魅力的な運賃やサービスを提供しなければ、衰退の一途を辿るだろうし、すでにJALの経営不振になどにそれは現れている。

国内線は、沖縄や離島など新幹線では行けないところでしか利用されなくなっていったりして。。。

(↓夏休みに満喫した超秘湯の温泉)

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2009年7月27日 (月)

オーストラリアより九州の方が高い!

羽田からの国際線が増える一方で、成田のB滑走路が今年10月に延長されるなど、

首都圏を巡る空港の動きが活発になり、新規の路線も開設されています。

いま、上手に便利に海外へ行くにはどうすればいいかの最新情報を下記のサイトに書きましたので、ご一読ください。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/07/22/airport/

それにしても、国際線に比べて国内線の値段の高いこと。

オーストラリアのジェットスター航空が先日、現地のオンシーズンに当たる10月から12月初旬の運賃を1人2万5000円程度で売り出しました。正確には、成田-ケアンズ往復が5万円弱で、それを買うともう1人分は無料になるため、1人当たり約2万5000円という計算になるわけです。

翻って、いま日本は夏休みで「ベストシーズン」。4週間前に予約すれば約半額で乗れる特定便割引を利用した羽田-福岡線は片道約2万円、往復4万円。2人で行けば8万円になり、ケアンズ往復より2人で3万円も高いのです。

成田-ケアンズは片道約5800kmもありますが、羽田-福岡は片道約900kmしかありません。距離は6倍以上あるケアンズの方が値段は40%近くも安い。

日本の国内線が割高なままで止まってしまっている理由のひとつは、航空行政にあります。話せば長~くなりますが、たとえば10年前にスカイマーク・エアラインズが羽田-福岡線を、北海道国際航空が羽田-札幌線を大手の半額で開設した時に、時の運輸省はこの2社が新規参入の格安エアラインだからと羽田空港の発着枠を1日3便しか与えなかった。大手はその3倍の発着枠を持っていましたから、ビジネスパーソンは当然便利な大手を選びました。

結果、日本の格安エアラインは、そのスタート時に大きく躓き、「格安エアラインは成功しない」という定説ができあがってしまいました。その悪影響を受けるのは、もちろん私たち消費者。その後、JAL、JAS、全日空の3グループがあった大手はJALと全日空の2グループになって寡占化が進み、運賃も高止まりしてしまったわけです。

この7月23日からフジ・ドリーム・エアラインズ(FDA)が静岡-小松、熊本、鹿児島線を就航しましたが、FDAは地元密着の航空会社。大手の“隙間産業”的で新しい試みといえ、これからどうなるか注目されます。

ただ、別に格安エアラインを運航するのは日本の航空会社でなくてもいいのです。世界には経営上手な航空会社がいくつもあります。羽田-福岡間に大手の正規運賃の4分の1にあたる1万円で参入したら、乗客が殺到するのは間違いないでしょう。

外国の航空会社が日本の国内線を運航するなんてあり得るの?

そう疑問に思う人は多いと思いますが、すでにヨーロッパでもアジアでも、当たり前になってきています。ドイツのルフトハンザがイタリアで、マレーシアのエア・アジアがタイで国内線を運航しています。

ただ、日本で外国の航空会社が運航を始めるには、様々な「規制」を緩和ないしは撤廃しなくてはなりません。で、そこにまたぞろ立ちはだかるのが、運輸省改め国土交通省をはじめとする省庁。お茶を濁すような航空自由化しかしようとしません。

いい加減に、「国益は俺たちが守る。事情を知らない無知な国民には任せてはいられない」という独りよがりの発想は、改めてほしいもの。もう高度経済成長の時代も、低成長の時代も終わったのです。極端な自由化が正しいとも言い切れないでしょう。柔軟な考え方で事を進めてほしいものです。

2009年7月21日 (火)

航空会社の評価はこうして決まる

「エイビーロード」というインターネットの海外旅行サイトで、「エアラインランキング2009年度版」が発表されました。

年に1回調査される、日本の就航している航空会社を対象にしているランキングで、これと「地球の歩き方」のエアラインランキングとを見れば、どの航空会社が人気があるのかだいたいは把握できます。

海外旅行をする時に、参考するといいと思います。

エイビーロード・エアラインランキング2009

http://ab-road.net/article/airline_ranking/

地球の歩き方・エアラインランキング2009

http://www.arukikata.co.jp/webmag/2009/0901/sp/090100sp_top.html

私は、この両方の記事構成や作成に協力させてもらっていますが、両方とも観光旅行者、つまりは自腹で航空券代を払って乗っているユーザーが主な旅行サイトですから、信用できます。

ビジネスで行く人には、航空会社がエコノミークラスであってもビジネスクラスに無料でアップグレードするような特別なサービスをしていますから、評価が甘くなってしまいますが、「エイビーロード」も「地球の歩き方」もそういう心配が少ないわけです。

もちろん、この手の調査には異論もあります。ただ、商品価値は企業側ではなく、消費者が決めるもの。その原則を忘れないという意味で、調査の意義は高いと私は考えています。

それにしてもシンガポール航空の人気には驚きます。ここまですごいと、知らない人は乗ってみたいと、それは思いますよね。

ところで、最近話題の格安エアライン(ローコスト・キャリア)は、ランキングの対象にはならないことが多いです。そもそも機内サービスが有料であり、運賃の安さを追求するローコスト・キャリアはビジネスモデルが違うわけですから、同じ土壌にのせて評価するには無理があります。ローコスト・キャリアに乗る時は、JALや全日空などの大手航空会社とはまったく別物と考えて利用するのが正解です。

ローコスト・キャリアは今、猛烈な勢いで増えていますし、従来のエアライン調査の枠に入らない。となれば、ローコスト・キャリアの評価をするメディアがほしいですね。日本にはローコスト・キャリアがまだ少ないですが、規模の小さいところも多いですから、安全面など気になる人も多いのではないでしょうか。

イギリスには、こういうサイトがあります。ご参考に、どうぞ。http://www.airlinequality.com/Airlines/Airlines_lowcost.htm

2009年7月13日 (月)

75周年のコンチネンタルとLCC

今年、創立75周年を迎えたコンチネンタル航空。アメリカ国内の郵便事業からスタートして75年、今では1日約3000便を運航する航空会社へと成長しています。

コンチネンタル航空といえば、今をときめく格安エアライン(ローコスト・キャリア=LCC)とかつて裁判で争ったことがあります。

LCCは今、その運賃の安さで欧米でもアジアでも急激に市場シェアを拡大していますが、そのLCCビジネスの世界を切り開いたのがアメリカのサウスウエスト航空です。サウスウエスト航空は1967年、ヒューストン-サンアントニオ間の運航開始をテキサス州運航委員会に申請しました。ところが、ライバル関係にあったコンチネンタル航空を含む既存の大手3社が「同区間の航空需要は十分に満たされている」として、運航差止訴訟を起こしたのです。その後、サウスウエスト航空は10年以上にわたって裁判を続け、ようやく運航の権利を勝ち取ります。

サウスウエスト航空は、裁判に明け暮れるなど創業期に苦労したことで新興航空会社に必要なノウハウを学んでいったといわれています。この頃、アメリカで航空自由化が始まり周囲の環境に後押しされた面もありますが、障害をプラスに変えたこのストーリーは、世界の企業家たちから注目を集めました。信じた道を真っ直ぐに進み、LCCの未来を切り開いたサウスウエスト航空の姿勢には、希望を見ます。LCCには、大手のそれのように政府や経済界のバックアップも少なく、非常に厳しい経営が求められます。コンチネンタル航空を含む大手航空会社は、図らずもサウスウエスト航空にLCC事業の厳しさを教え、その後のLCCの発展に寄与したのかもしれません。

一方で、コンチネンタル航空は80年代に入り、経営が悪化します。しかし、ここにもサクセスストーリーが生まれ、航空業界でも稀に見る業績の回復を見せてコンチネンタル航空は復活を果たしました。アメリカの航空市場は、なんともダイナミックです。

コンチネンタル航空は、日本ではコンチネンタル・ミクロネシア航空として、グアムやミクロネシアへの旅行で主に使われていましたが、98年に成田-ニューヨーク便を、99年に成田-ヒューストン便を開設してからはアメリカ国内やカナダ、中南米への渡航に使えるようになりました。そして、今年10月には世界最多の航空会社が加盟する「スターアライアンス」に入ります。

全日空に乗ると機内で「スターアライアンス・メンバー~」というアナウンスが流れますが、「スターアライアンス」は世界に3つあるアライアンス(航空会社提携)のうちの1つで、加盟社数で他に約2倍の差をつけるなど、最も成功しているアライアンスといわれています。コンチネンタル航空は、その「スターアライアンス」に現在加盟している「スカイチーム」を脱退して加入するわけです。

同じアライアンスの航空会社なら、マイレージや空港ラウンジの相互利用ができますので、コンチネンタル航空のマイレージ「ワンパス」やANA、ユナイテッド航空、シンガポール航空などのマイレージホルダーには有利な情報ですね。

(↓コンチネンタル航空は夏に羽田空港からグアムにチャーター便を運航)

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2009年7月 6日 (月)

50年も飛んでいる南アへ便利なキャセイ

少し古い話ですが、サッカーの日本代表がワールドカップ出場を決めましたね。

最近は野球の人気が復活して、サッカー党の存在感が薄くなった気がしますが、来年のワールドカップの頃になったら、自然と盛り上がってくるのでしょう。

その来年のワールドカップの開催国は南アフリカ。私のPCの壁紙は、南アフリカのケープタウン。我ながら単純です(笑)。

南アへ行ったのは4年前で、香港経由でした。利用した航空会社はキャセイパシフィック航空で、成田を出て19時間くらいでヨハネスブルグに着きますが、それでもこの香港経由ルートが早いの。南アは遠いですから。

キャセイは今年で日本就航50周年。成田だけでなく、大阪、名古屋、福岡、札幌の国内5空港から香港へ就航。成田線は1日6便も飛んでいます。ベストセラー機となったトリプルセブン(ボーイング777型機)をいち早く導入するなどサービスにも定評あり、です。

来年10月の新滑走路オープンを控えて、国際線が急増している羽田発着のチャーター便も運航。7月17日(18日深夜)に出て、21日の早朝に羽田に着くフライトがあり、これを使えば連休中に行って来れます。関係者によると、まだ空きがあるそうです(7月3日時点)。21日は平日ですが、6時に羽田着ですから、そのまま仕事場へ行ける人も多い。この便利さが羽田の良さです。

南アへも羽田発着で行けるようになれば、少し楽になるというサッカーファンも少なくないでしょうね。

(↓暮れなずむ香港の街)

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2009年7月 2日 (木)

誕生日に歌う歌がない?

アメリカへ取材旅行に出かけたときのこと。

世界中からメディア関係者が集まったその取材旅行で、バスの運転手をしてくれた熟年の紳士が旅行中に誕生日を迎えました。

そこで、その紳士に皆でチップと歌をプレゼントしようということになりました。

歌は、皆が知っている曲がいいだろうと、「ハッピーバースデートゥユー」を、それぞれの国の歌詞で歌うことになりました。

アイルランド、フランス、ドイツ、韓国と、それぞれの国のジャーナリストたちが次々に母国語で「ハッピーバースデートゥユー」を歌っていきます。この曲はアメリカで作られたので、もともとは英語の歌詞で世界に広まっていったはずですが、みんな母国語の歌詞を持っているのです。

翻って、私たち日本人は、英語の歌詞のままで歌っていますよね。「♪ハッピー・バースデー・ディア ○○さん♪」と、名前のところだけ変えて歌っているだけです。発音は日本的ですが(笑)。

他の国のジャーナリストたちに、「日本人は母国語の歌詞を持っていないの? 本当?」と不思議がられましたが、本当だから仕方ありません。「英語の歌詞と同じなので、歌うのは遠慮します」と言うしかありませんでした。

別に、どこかの政治評論家のように、「いまだに日本はアメリカの属国だ」と言う気はありませんが、「Sadな民族だ。俺たちは」と冗談めかして言ったら、フランス人の記者に笑われましたけど。

「♪お誕生日おめでとう、♪お誕生日おめでとう、♪お誕生日おめでとう ○○さ~ん♪」と、今度、日本語で歌おうかな。。。

2009年6月29日 (月)

日本初の格安エアライン用空港を目指す!

来年3月の開港を目指して茨城空港の建設が進められています。

この空港は日本で初めての格安エアライン(LCC)の拠点空港を目指しています。最近の空港には、電車の駅のホームと同じ階(レベル)でチェックインして搭乗ゲートまで行けるところが増えていますが、茨城空港は“天然ストレスフリー”とでも言いますか、駐車場に着いて1階でチェックインし、そのまま駐機スポットに出て飛行機に乗り込みます。海外にある格安エアライン用空港そのものの仕様で造られている空港なのです。

茨城空港には現在、韓国系大手航空会社のアシアナ航空が乗り入れを発表していますが、格安エアラインとはまだ乗り入れの交渉中。その交渉中の1社にエア・アジアXという格安エアラインがあります。エア・アジアXは急成長を遂げている格安エアラインで、マレーシアのクアラルンプール空港と茨城空港を結ぶ直行便を検討中です。

クアラルンプールには2年前に行きましたが、中心部はシンガポールに似た洗練された街でした。

ショッピングセンターをのぞくと靴が安く、履き心地のいいのを一足買いました。日本も服飾品はずいぶん安くなりましたが、靴、特にメンズはまだ割高感があって、海外へ行くとついつい靴屋に入ってしまいます。マレーシア通貨のリンギットが安いこともあって、グッド・ディールな買い物ができたのを思い出します。

その帰り道、正規のタクシー乗り場が混んでいたので、白タクを拾って空港近くのホテルまで行くことに。最初は近くの駅まで行くつもりだったのですが、運転手の人柄が良さそうだったので空港近くのホテルまでの料金交渉をしてみたら、正規のタクシーの半額ほどで行ってくれるとのことで、「OK」となったわけです。途中、景色に停めて眺めを楽しませてくれたり、渋滞を避けて近道をしてくれたり、手厚いサービスまで付いていました。

話がずれてしまいましたが、茨城空港へは東京駅から直行バスの運行も計画されていて、都心在住者も注目しておきたい空港です。

詳しい記事は、マイコミジャーナル

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/26/ibaraki/index.html

に書きました。また、近いうちに雑誌などにも執筆予定です。

(クアラルンプール中心部。夏場は高温多湿)

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2009年6月22日 (月)

旅行も流通激変の時代に

先日、久しぶりにテレビに出演しました。

深夜番組でしたが、昨年書いた著書「もっと賢く・お得に・快適に 空の旅を楽しむ100の方法(ダイヤモンド社刊)」は若い人にもっと海外へ行って欲しくて書いたもので、深夜番組なら、若い人が多く観ていると思い、喜んで出演させていただきました。

ただし、ミッションがあったのです。

それは、「番組が5年目に入るのを記念して海外ロケを敢行。ついては、ケチなプロデューサーを、MCと一緒に口説き落とす!」というもの。スタッフは20人もいますから、そのケチなプロデューサーも本気。なんとアゴ・アシ・マクラ(食事、航空便、ホテル)付きで1人1万円が限度だとのお達し。。。。その後、番組は笑いとノウハウありのいつもの展開になっていくわけです。

最近、旅行業界の人は、「若い人は海外に行かないから」と口にします。若い時こそ海外へ行って、やわらかい頭でいろんなものを見て、学んで吸収してほしいのに、業界の大多数は、熟年やキャリアのあるビジネスマンをターゲットにして商売をしているのが現状です。

さて、そこで私のような節約旅行の達人(前述の深夜番組でそう紹介されました。ジャーナリストですから、豪華旅行も節約旅行も全般を見るのが仕事なのですが。。。)の出番でしょうか。

安く海外へ行くチャンスは年々広がっています。特に、いまお伝えしたいのがローコスト・エアライン(日本語では格安航空会社)の猛烈な勢い。航空市場のシェアは、欧米で3割、アジアでも1割以上が、このローコスト・エアラインで占められて、その数字は上がりっぱなし。ローコスト・エアラインはビジネスモデルがJALやANAなどの、いわゆるふつうの航空会社とはまったく違い、その名の通り、運航の「コスト」が安い。そのため、悪くて数千円、税金類を除いて、片道1ドル=100円!などというキャンペーン運賃が出ることもあります。

インターネットでの直接予約が主体ですので、旅行会社で売られることは少ないのであまり知られていませんが、値段は驚くほど安い。先日、私の事務所の近くに安価でおしゃれな服を揃える「FOREVER 21」ができましたが、連日長蛇の列。閑古鳥が鳴いている多くの百貨店の服売り場とは大違いの状態です。ファッション業界では、流通に大きな革命が起きているようですね。

そして、実は航空業界でも、流通革命が起きているのです。そう、そのローコスト・エアラインの急増です。ローコスト・エアラインは、規制があって羽田と成田には就航できない(できにくい)のですが、関空などにはすでに就航していて、来年3月にはエア・アジアなどアジアのローコスト・エアラインが茨城空港への就航を検討しています。茨城空港へは東京から直行バスも運行されますから、首都圏の旅行者も要注目です。

ローコスト・エアラインは機内食や毛布などが有料ですが、エコノミークラスは期待はずれな場合が多いです。食料は自分で持ち込めばいいし、アジアは近いから特に食べず、現地で安くて美味しいアジア飯をたっぷり食べればいいのです。

今週の『週刊朝日』に、ローコスト・エアラインの基礎知識と、世界中のローコスト・エアラインを紹介した記事が出ています。記事の構成に協力させていただき、吉川さんという記者が執筆しています。興味がある方は、手にとってみてください。

(↓ 楽しそうに働くローコスト・エアラインのスタッフ)

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2009年6月15日 (月)

富士山静岡空港オープン

4カ月前、突然、お酒をやめました。というより、飲めなくなりました。

タバコの次に圧力がかかるのはお酒でしょうから、時代の先端を行ってる私です(笑)。

いずれにしろ、それで生活のリズムが大きく変わり、時間ができるようになったので、ブログ再開です。

今年から来年にかけて、首都圏とその近郊に新空港や新滑走路が続々とできます。

その第1弾として、6月4日に静岡県の牧之原台地に富士山静岡空港がオープン。開港前に2度取材に行ってきました。

白を基調にした清潔感のある空港でしたが、当事者から「開港後、5年間は赤字」とのコメントも出るなど経営は厳しいです。地方空港は、その多くが赤字経営ですが、血税が使われているのですから、頑張ってほしいもの。実際、外国人観光客の誘致に国を挙げて力を入れている今、その富士山や周囲の温泉、駿河湾の海産物など観光素材は豊富です。そして、空港名には、なんといってもニッポンの象徴「富士山」が付いていますから、なおさら頑張っていただきたいというものです。

ちなみに、取材の時に3階のフードコートで食べた「和風静岡まるごとラーメン」には、サザエ、さくらエビなど地元の海の幸がふんだんで、味はともかく(笑)、強く印象に残りました。

この富士山静岡空港の記事は、雑誌「ゲーテ」(6月24日発売)とマイコミジャーナルhttp://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/03/fujiair/index.html

の、二つのメディアに違う視点で記事を書きましたので、よろしければご一読を。

次は、来年3月に開港予定の茨城空港を取材中です。

2008年11月12日 (水)

新型旅客機B787がさらにディレイ

航空機メーカーのボーイング社が開発している超新型の中型旅客機B787。

機内の気圧が高くなり、湿度を上昇させ、窓を1.5倍に。

そんな従来の旅客機にはなかった快適さがB787のウリですが、9月6日から8週間にわたって続いたストライキの影響などでテスト飛行も、第1号機の納入も遅れるとのことです。

もともと第1号機は今年の夏、北京オリンピックに間に合うようにANAが受領する予定だったのですが、テスト飛行は早くて来年、2008年の2月か3月頃、1号機が納入されるのは早くて来年の秋以降。もしかすると、2010年になるかもしれないとの見方もあります。第1号機を受領するANAは、機材計画に苦慮しています。

とはいえ、一般の旅行者からすれば、やっぱり気になるのは完成度、つまり信頼感や安全性です。

分かりやすい部分でいえば、B787は炭素繊維複合材を機体の半分以上に使っています。炭素繊維複合材は、触った感じはとても硬いプラスチックというイメージですが、この素材を多様することで画期的な性能を生み出す。

たとえば、翼が従来にないくらいにしなって、風の抵抗を低く抑え、それが燃油の節約につながるなどです。

でも、故障ばかりでは、乗客は旅行のスケジュールが狂って困ります。しっかり時間をかけていい飛行機に仕上げてほしいですね。

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(↑窓が大きいのが分かりますか? ロッカーはキャリーバックが4つ入る広さ)

2007年5月12日 (土)

オープンスカイで航空券が安くなる!

空の自由化といわれる、オープンスカイの議論を安部首相が始めたそうです。航空分野は、公共の交通機関でもあり、また安全性を維持しなければいけないなど、様々な課題がありますから、戦後、各国政府の保護の下に発展してきました。しかし、やがてアメリカをはじめとする自由経済を重視する国々から、需要と供給に合わせて航空業を発展させて行こうという動きが活発化。今ではアメリカやカナダ、シンガポール、ニュージーランドなど数多くの国が、このオープンスカイ政策を取り入れています。

航空分野を取材して20年弱になりますが、日本のオープンスカイ論議には、「今頃かよ」というのが正直な感想です。アメリカン航空と英国航空がオープンスカイ協定を結んだのはもう10年以上前でした。

欧米はもちろん、アジア各国で、運賃が劇的に安い「ローコスト・エアライン」が飛んでいますが、これらはオープンスカイが生み出したひとつの賜物です。日本では、スカイマークエアラインズやエアドゥなどが格安航空会社と呼ばれ、同じようなものとして語られていますが、まったく別物。日本の格安航空会社は規制の中で生み出された、いわば妥協の産物。その証拠に、安さがイマイチ、パッとしないでしょう。

海外の空を飛ぶローコスト・エアラインは、運賃の安さが半端ではありません。ヨーロッパ域内も空の自由化は進んでいますが、片道2000円や3000円といった航空券が普通に売られています。アジアでは、マレーシアのエア・アジアが有名です。

さて、オープンスカイ政策が生み出すもうひとつの賜物が、経営不振な航空会社の破綻です。「賜物」とはいえないかもしれませんが、自由化すれば国の保護が受けられませんから、経営破綻する航空会社が出てくるのも当然です。ヨーロッパのスイス航空やサベナ・ベルギー航空、カナダのカナディアン航空、オーストラリアのアンセット・オーストラリア航空・・・・、倒産した航空会社は数えきれません。

日本が諸外国とオープンスカイ協定を結ぶと、海外から安い運賃の航空会社が乗り入れてきます。そうなると、国内の航空会社は大変です。いま、破綻がウワサされている大手航空会社、このままでは、オープンスカイが導入されれば、ひょっとする、かもしれません。いずれにしろ、利用者からすれば、安く乗れることは何よりですね。

僕自身、そろそろ本気で航空会社のチケットやマイレージ、サービス、燃油サーチャージなどをお得に使う方法を伝授する本を出したり、ホームページをつくろうと考えています。

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